Eco Theatre Project

地球のために演劇が出来ること

「社会の鏡」としての役割を担う演劇。地球環境にも無関心ではいられないはずです。
演劇などの興行中に出るゴミの量はすさまじいものです。ゴミ捨て場探し、ゴミ処理券の購入…。舞台制作から生まれるものは、公演が終わればすべてゴミになる。舞台の感動は記憶に残ればいい。でも…ゴミはそんなに出てもいいのでしょうか?
社会では環境に対する関心は高まりを見せ、限りある資源をいかに活用していくかが問われています。

我々は考えます。社会の空気に敏感でない演劇でいいのだろうか。演劇も、変わらなければならないのではないかと。

台本や書類はなくせない。でもエコフォント(使用するインクの量を減らす独自のフォント)や両面印刷を活用する。HPや携帯電話のメーリングリストを使った情報交換を利用し、ムダ紙を出さない。

舞台に使う資材は再利用を徹底する。釘の消費を極力押さえ、ビスなど、繰り返し使える方法を活用する。

使用電力を抑え、節電に努力する。

劇場で出るペットボトルなど回収可能なものはしっかり分別する。

再利用を念頭に舞台の道具や装置を考えるのは一苦労です。しかし、それこそ、これからの時代の舞台美術家や現場の腕の見せ所なのではないでしょうか。

地球上で人間の姿を描き続けていく限り、よりよい演劇を作り続けていきたい。そのために、多くのご意見やアイデアをお待ちしております。

演劇製作体Drama Reading Project 代表 多和田真太良